哲学

島田紳助さんの哲学を読んで

あることがきっかけで昔よく見ていた行列のできる法律相談所を見ることになった。

 

なつかしいと共に今のTV番組にはないクオリティを感じる。

それは島田紳助さんの話力によるものである誰が見てもわかるだろう。

 

そこから島田紳助さんの本で気になるものを5冊ほど購入して少しずつ読むことにした。

1冊目が、松本人志さんとの対談形式とは少し異なっていて、自分としては初めて読んだタイプの本であった。

同じ課題に対しての互いの意見を書いているようなスタイルだった。

 

その中でも心に残る表現があったのでここで紹介したいと思う。

 

 

さあ、大人になった。何になろう?

 

初めての道は不安があるから標識もよく見るし、ここで曲がっていいのかとか、とにかく色々なものをみている。

ところが一度通った道は余裕があるから色々周りを見ていない。だから早く感じるのではないか。

子どもの頃はその行き道と同じことで、自分の進む道がいつも不安なのだ。この道でいいのだろうか。間違っていないかと色々なものを見て考えるから一秒一秒を長く感じる。でも大人は帰り道みたいなものでそういう不安がないから、あっという間に時間が過ぎてしまうのだ。

だから帰り道は、違う道で帰らなければいけないなと思う。旅行でも人生でも。

 

 

 

この話を聞いて、そうだなと思う人が6割くらいだろうか。残念ながら、4割の人はまず人の言っていることに興味すら持たない。

恐らくほとんどの人が、そうできたらいいなと思いながらも、同じ道を戻るのだろうなと思う。

世の中は、何か現状を変えたいといいながらも何も行動しない人ばかりだ。

行動できる人は、行動したいと思っている人の中の1/100以下。

それを継続できる人はその中の1/100以下。

 

まずは行動すること。それをしなければ何も始まらない。始まった後のことを思い悩んで考えても仕方ない。

杞憂以外の何ものでもない。

 

変えたいと思った瞬間に変わらなければ、キツイ言葉になるが、死んでも変わらない。

それをわかっているから、すぐに行動に移す。

自分でやることとやらないことを決めておく。

それが大事なのである。

 

 

この本の中には、これ以外にも教育に関して言及しているところが多々ある。

学ぶことは他にもたくさんある。

ぜひ、読んでもらえたらと思う。