楽観的には2種類ある

楽観的という言葉はおそらく私の性格からは出てこない言葉である。

楽観的な娘を見ては時に羨ましくもあるのだが、楽観的・ポジティブという言葉を自己啓発本でよく見るのだが、2つの事象を混同して使っていることが多いため、その部分について記載しておこうと思う。

楽観的であるべきと言われているのは

何か行動を起こす際には確かに楽観的であるべきだと思う。そうでないと人は行動すら起こさない可能性が高いからである。

実際に日本人の多くは、自分の夢に対してアクセルを踏み込みながらブレーキを踏んでいるというようなことを日常的に行っているからである。

楽観的には2種類ある

しかし、その楽観的・ポジティブというものは本来2種類に分かれるべきものを一緒にしてしまい、ポジティブであるべきだ！！と言い切っている自己啓発本の多さを考えると勘違いしている読者もかなり多いのだと思う。

目標を達成できる可能性について楽観的に考える

この楽観的思考は結果に有効的であるという試験結果は多数得られている。

実際に運動器具を購入した人の中で自分はこれを使い続けられると思っていた人のほうがそうでない人に比べて3倍以上の人が1年後も使用していたという結果もある。

障壁を乗り越えることについて楽観的に考える

この楽観的思考はむしろ逆効果をもたらす。困難に対して楽観的に考えていた人は不安を抱くことがなくなる。

実はこの不安というものが我々のモチベーションを高めてくれているのである。不安があるり、うまくいくかどうか定かではないからこそ努力をする。そして入念な準備・計画を立てるのである。

逆に努力は不要だと思っていればいるほど、行動がおろそかになってしまう。

まとめ

何かを成し遂げようと思ったときには、

①成功を確信すること

②直面するであろう困難に対する不安

のバランスを保つこと

である。

この2つを間違っても楽観的・ポジティブをいう1つの言葉で完了させてはいけないと思う。自己啓発本は確かに勇気を与えてくれる。実際に行動しない人よりは行動している人のほうが素晴らしいと思う。失敗したとしても経験となってあとにつなげるきっかけを作ることができる。しかし、しっかりとしたエビデンスのある論を我々は信じていかなければいけない。

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ブログ運営

ヤスダ　アカリ

大阪市内で学習塾の経営をしています。夜な夜なコーヒーを飲みながら入試問題を解いている時が至福の時間。
小学生の娘が２人います。
美容学校（物理化学講師・５年）→独立・塾開校（２０１９～）
これからも教育に携わっていきたい。
塾生に限らず、悩んでいる学生の方の味方になりたい。アウトプットの大切さを生徒に伝えるためにブログ開始。