勉強を好きになる

他の人を見てみる

町を歩いていると、例えばレストラン1つをとっても、なんでこんなことをしているんだろうと感じることがある。

こうした方がいいのにな。だったり、これは無駄じゃないかな。などなど。

今までは、その後にその先のこと対して考えることはなかった。

しかし、自営を初めてからは、そこにある理由を探ってみるとかなり面白いことに気づくようになったのだ。

例えば、近所の紅茶屋さん。お店のロゴマークが入ったシールを紙袋に貼っているのだが、シールなので小さく、もっとかわいい紙袋を作った方が友達に上げるときにもオシャレでいいのになと思っていた。

でも実際に、自分でオリジナルデザインのものを作りたいと思った時に、ロット数などで悩むことが多かった。

多少小さくても手間がかかってもその方が実際安く提供できるのか。

飲食業だとどこかしらに時間はあるので貼ること自体にそこまでの人件費はかからないもんな。

よくある、会社の名前が大きく書いていて電話番号が載っているものグッズをもらったことはないだろうか。

それよりも、その会社のロゴが可愛くて、これどこの?という話の展開もあるなあと考えると、紙袋一枚も大事だなと思うのである。

かつて、ユニクロで働いていた時に、上司が言ってくれた言葉をふと思い出す。

あなたたちは歩くマネキンなんだからね。

身だしなみチェックなどそういう言葉よりも、その一言のほうが、簡潔でわかりやすく、きちんとしようと思ったこと。

やはり社会経験というものは素晴らしいものである。

今まで関わってきてくださった方たちのおかげで今の自分があると思うと本当にありがたいと思う。

話を戻そう。

同じ業種だと、もちろん同じようにやった方がいい場合もある。しかし、他社と同じことをしていても同じ結果になるだけである。

いつも違う選択肢を選んでいくことが重要だと考える。

人間というものは同じことが継続されているとそれが当たり前だと思ってしまう傾向にあるからだ。

気になったことはどうしてそうなっているのかということを考える練習をした方がよい。

同じ時代を生きる他社から学べることは、過去のすばらしい会社から学べることよりも大きいと思っている。

そんなことを考える、思考遊びは、私にとって、何よりもの楽しみである。