x-y座標軸の概念の生みの親、デカルト。
多くの知識を残してくれた彼の偉業ははかり知れない。
その中でも小学生にでもわかる、そして意外と大人ですら上手くできないことに対するアドバイスを残してくれている。
それがタイトルにある、困難は分割せよ である。
小学生と図形問題を解くときの口癖になっている。
問題を解く時、何か解決策を探したい時に答えを見つける最短の方法は、分割することである。
分割する時に心がけることは、自分が解ける単位まで分割をすることである。
多くの場合、分割が少なすぎる、または、分割する箇所を間違えているなどの理由で検討違いのことが起こったりする。
これは大きい目標を立てた時にも同じことが言える。将来の目標を定めた時に、間の目標・通過点を定めずにいる人が多いように思う。
ただ、往々にして、間の通過点を定めるのが面倒くさいということが言えると思う。また見当すらつかないという人も多い。
その場合は、休みなく走り続けるのも一つの策であると言える。
しかし、ほとんどの人が休みなく走り続けることができない。
そのためにはやはり通過点を定めることは必要なことなのである。
その通過点を定めることこそ、今言っている、困難は分割せよということなのである。
分割方法は明暗を決める最も重要な部分だと言える。
分割はいつでも成功するわけではない。
ただ、学生の間に自分で分割する経験を持ち、失敗を次に活かしてきた人だけが、分割に成功する確率を上げることができるのである。
分からないものに出くわした時、まさに分割するチャンス到来である。
テストにしても、何にしても、間違ってもいい。
ただ、次に同じ間違いをしてはいけない。ただそれだけのことである。
如何に多くの問題にあたるかだけである。
失敗、間違いはチャレンジした人だけが得られるものである。
失敗、間違いを恐れる人に成功は絶対に来ない。
それは子どもも大人も同じである。