塾って一種の詐欺なんじゃないかと思った話

去年も同じことを思った。

この時期は中3生が自分の実力と向き合う時。

夏休みからの日々を振り返り、受験に向けて努力していく時。

近頃の学校の先生はかなり安全志向で、90%くらいの確率で行ける学校を生徒におすすめしてくれる。

もちろん生徒の性格もあるので、その方がいい場合も多々ある。

なので、私の感覚のほうがどうも緩い。私は70~80くらいにおさまるイメージで考えている。

ただ、そんな緩い私もびっくりするくらいの緩さで攻めてくる塾が増えてきている。

それはもちろんチャレンジ精神があって、伸びがよくて、気合があって、最後の追い上げが見込める公立の難関高校だったら、私も後押しすることもある。当日勝負だから。

ただ、そうではなくて・・・というパターンが多いのである。

塾を運営しているからには、もちろん経営のことを考えなければならないのは分かっているのだが・・

自分の仕事が無価値だと思えば私はその仕事を辞める。なにか納得がいかないことを我慢してまで一つの仕事に拘る必要性はどこにもないし、そうなっても何とかやっていけるように今までも、今もずっと自分の社会人としての価値を上げてきているつもりである。

去年も同じことが起こった。私はそういうことをする塾というのを決して忘れないし、それはこの社会で生きる人として、してはいけないことだと思っている。

とにかく思っている以上に、やはり塾というものはいいところばかりではないとまざまざと思い知らされるのだ。

最後まであきらめない姿勢は大事である。ただ、現実と向かい合うことも間違いなく重要であると私は思っている。