よく、中学生になると、テストでいい点を取ったら○○を買ってもらうということを聞きます。
効果があるかないかというと、もちろん効果はあります。
結果を褒めるということは、先延ばしのご褒美です。
結果の前には勉強をするという行動があって、その結果(アウトプット)としての成績に対してご褒美をもらう状況になります。
実際に自分の立場で考えてみてください。
仕事をするにあたり、仕事をこなしていくことに給料という形でご褒美をもらっているのが、まさに仕事です。
もし、それが、何かを作って、それが売れて会社の業績が上がれば給料をあげるよと言われればどうでしょうか。
そんな仕事やってられないと思うのではないでしょうか。
しかし子どもに対してそれを求めているのが、アウトプットに対してご褒美を与える親の考え方です。
実際に、ハーバード大学のフライヤー教授が行った実験では、アウトプットに対して褒美を与えた場合より、インプット(勉強をする・本を読む)に褒美を与えた場合のほうが学力テストの点数が上がるという結果が出ました。
なぜそのような結果になったのかは、子どもたちにとってテストでいい点を取るということに対する具体的な行動が明確でないからである。
しかしインプットに対して褒美をもらえる子にちっては行動すべきことが明確であるため、時間をうまく使い、勉強の仕方を学ぶことができたからである。
結果を褒めるよりも実際に行動した努力をほめてあげてほしい。
効率のいい勉強法という話も勿論あるが、自分で自分にあった勉強法を早いうちに身につけてもらいたいものだ。
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